【第四話】 沖縄県で住宅営業責任者を探したら、1年以上かかった話 ~彼が涙を流した日
2026年07月12日 ブログ
福岡で何度かお会いするうちに、私は「この方は、いつか転職を決断するかもしれない」と感じるようになりました。
その理由は、営業成績でも年収でもありません。
彼が抱えていた葛藤でした。
彼は住宅部門の責任者として、10年以上マネジャーを務めていました。
仕事に対する情熱も強く、「もっと会社を良くしたい」という思いを持っている方でした。
しかし、彼の直属の上司は、勤続45年、70歳近い大ベテラン。
長年会社を支えてきた立派な方です。
私は、その方が悪いとはまったく思っていません。
ただ、長年築き上げてきたやり方を変えることは、簡単ではありません。
彼は何度も、
「こうした方がもっと良くなると思います。」
「若い社員はこう感じています。」
と提案していました。
しかし返ってくる言葉は、
「これまでこのやり方でやってきた。」
「私の考えで間違いない。」
そんな返事だったそうです。
一方で、若い社員からは、
「部長、会社をもっとこう変えてください。」
という声が届く。
上司と部下の間に立ち、何年も板挟みになっていたのです。
私は、その話を何時間も聞きました。
愚痴というより、会社を良くしたいのに変えられないという苦しみでした。
話を聞いているうちに、私は彼にこう伝えました。
「このまま燻っている状態では、○○さんらしい仕事はできないと思います。」
「もっと意見を聞いてくれて、一緒に会社を大きくしていこうと言ってくれる会社で働いてみませんか。」
その瞬間でした。
彼は大きく頷くと、人目もはばからず、大粒の涙を流しました。
何年も心の奥にしまっていた思いが、一気にあふれ出したのでしょう。
私も思わず涙が出ました。
人材紹介の仕事をしていると、こういう場面があります。
転職とは、年収を上げるためだけのものではありません。
肩書きを変えるためだけのものでもありません。
その人が、自分らしく働ける場所を見つけること。
私は、それが転職の本当の価値だと思っています。
もちろん、70歳の上司が悪かったとは思いません。
長年会社を支え、組織を築いてこられたことには、大きな価値があります。
ただ一方で、年功序列の中で、能力や情熱のある人が行き場を失い、涙を流すほど苦しんでいる現実があることも事実です。
その涙を見た時、私は「この方の人生を変えるお手伝いをしたい」と強く思いました。
そして、いよいよ沖縄での面談の日を迎えます。
次回、最終話。沖縄での面談、そして入社の話を書きたいと思います。
その理由は、営業成績でも年収でもありません。
彼が抱えていた葛藤でした。
彼は住宅部門の責任者として、10年以上マネジャーを務めていました。
仕事に対する情熱も強く、「もっと会社を良くしたい」という思いを持っている方でした。
しかし、彼の直属の上司は、勤続45年、70歳近い大ベテラン。
長年会社を支えてきた立派な方です。
私は、その方が悪いとはまったく思っていません。
ただ、長年築き上げてきたやり方を変えることは、簡単ではありません。
彼は何度も、
「こうした方がもっと良くなると思います。」
「若い社員はこう感じています。」
と提案していました。
しかし返ってくる言葉は、
「これまでこのやり方でやってきた。」
「私の考えで間違いない。」
そんな返事だったそうです。
一方で、若い社員からは、
「部長、会社をもっとこう変えてください。」
という声が届く。
上司と部下の間に立ち、何年も板挟みになっていたのです。
私は、その話を何時間も聞きました。
愚痴というより、会社を良くしたいのに変えられないという苦しみでした。
話を聞いているうちに、私は彼にこう伝えました。
「このまま燻っている状態では、○○さんらしい仕事はできないと思います。」
「もっと意見を聞いてくれて、一緒に会社を大きくしていこうと言ってくれる会社で働いてみませんか。」
その瞬間でした。
彼は大きく頷くと、人目もはばからず、大粒の涙を流しました。
何年も心の奥にしまっていた思いが、一気にあふれ出したのでしょう。
私も思わず涙が出ました。
人材紹介の仕事をしていると、こういう場面があります。
転職とは、年収を上げるためだけのものではありません。
肩書きを変えるためだけのものでもありません。
その人が、自分らしく働ける場所を見つけること。
私は、それが転職の本当の価値だと思っています。
もちろん、70歳の上司が悪かったとは思いません。
長年会社を支え、組織を築いてこられたことには、大きな価値があります。
ただ一方で、年功序列の中で、能力や情熱のある人が行き場を失い、涙を流すほど苦しんでいる現実があることも事実です。
その涙を見た時、私は「この方の人生を変えるお手伝いをしたい」と強く思いました。
そして、いよいよ沖縄での面談の日を迎えます。
次回、最終話。沖縄での面談、そして入社の話を書きたいと思います。
